メールマガジン第16号(平成18年8月)
◇目次

今月の数字: 3023万9775人
杉並区公表資料:駅別乗車人員及び降車人員
書籍紹介: 『靖国問題』2冊
HP紹介: ウィキペディア
雑感

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●今月の数字: 3023万9775人・・・JR荻窪駅の年間乗車人員(平成14年) ●
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区内の駅で最も利用者の多いJR荻窪駅。
その年間乗車人員が、約3,000万人です。
降車人員も同じく約3,000万人(3060万2503人)ですので、延べ利用者(改札通過人数)としては、年間約6,000万人になります。

これは、一日あたりに直すと、16万6691人となります。

ちなみに、地下鉄丸ノ内線荻窪駅の年間乗車人員は1220万9435人、降車人員は1219万4033人で、あわせて2440万3468人、1日あたり6万6859人です。

JRと地下鉄をあわせると、一日あたり23万3550人です。

もちろん荻窪駅で乗り換えを行う方も多く含まれていると思いますが、人数の多さに改めて「都市部におけるインフラとしての鉄道」を考えさせられます。

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●杉並区公表資料:駅別乗車人員及び降車人員 ●
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杉並区でも、数多くの統計資料をHPを通じて紹介しています。
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/library.asp?genre=B6

その中で、区内に存在する駅の年間乗車人員及び降車人員がわかるのが、下記ファイルです。(ただし、やや古い年度のものとなります)
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/20051904.xls

やはり、JR各駅の利用者が圧倒的に多いですね。
特に荻窪駅は、JRと丸ノ内線の結節点(乗換え地点)ともなっており、断トツです。

JR以外の各路線(西武新宿線、京王線、井の頭線、丸ノ内線)では、年間利用者数(乗車人員+降車人員)が1000万人前後、1日あたりで2万7000人前後でしょうか。

もっとも利用者数が少ないのは京王井の頭線富士見ヶ丘駅で、乗車人員251万9682人、降車人員262万7319人、あわせて514万7001人、1日あたりで1万4101人となります。

現在私の最寄り駅は富士見ヶ丘駅ですが、区内で最も"すいている"駅だったんですね。。。

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● 書籍紹介:                                    ●
●『戦争を知らない人のための 靖国問題』 上坂冬子著 文春新書 ●
●  値段:720円(税別) 発行:2006年3月20日           ●
●『靖国問題』 高橋哲哉著 ちくま新書                   ●
●  値段:720円(税別) 発行:2005年4月10日           ●
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小泉首相による「終戦記念日の靖国神社参拝」によって、改めて「首相の靖国参拝」問題がメディアでも大きくとりあげられています。

それぞれの考えに基づき、賛成/反対が存在することは民主主義国家として一向にかまわないと思います。
しかし、その前提として、「靖国神社とはどのような存在だったのか」について、一定程度の知識に基づいていることが必要ではないでしょうか。

残念ながら、少なくとも私たちの世代にとって、靖国神社の存在というものは、自ら調べなければ全くわかりません。それは、学校教育や学生生活の中では、全く意識にのぼらなかった存在だからです。
(私自身、大学時代のアルバイト先が靖国神社のそばにあったため、場所はよく知っていましたが、その歴史は当時はほとんど知りませんでした)

そうした世代(私たちの世代だけではないと思います)に、表面的な事象だけから「首相の靖国参拝は是は否か」と問い、その結果を「世論」とするのはかなり乱暴な話だと思います。
蛇足ながら、政治家を判断するときの判断材料とするのであれば、この場合も同様だと思います。

また、こうした問題に関する書籍は、当然(?)一定の主張を持った人によって著されます。
したがって、最低限「異なる主張をもつ2つの書籍」から知識を得ることが必要ではないでしょうか。

そうした視点から、上記2つの書籍を今回はとりあげました。

ともに、「結構売れた」書籍ですので、議論の前提が比較的かみあいやすいのではないかと思います。

なお、「靖国神社」を知るだけであれば、こうした書籍だけでも十分かもしれませんが、「首相の靖国参拝」を議論するには、東京裁判とはどういったものだったのか、や、さらには(というよりも、これが一番大事ですが)明治以降の日本史や19世紀後半以降の世界史もきちんと把握する必要があると思います。

特に「A級戦犯の合祀・分祀」に関していえば、そもそも
・ BC級戦犯も含めて、その定義や裁判の方法・経過をどれだけ把握しているのか
・ "Judg(e)ments"とは、日本語で「裁判」なのか「判決」なのか
といったことは、靖国神社そのものと同じくらい、きちんと把握されていないように思います。

私自身は、残念ながら戦前・戦中史を現在勉強中であり、明確に「こうあるべきだ」と論理だてて主張する段階までは正直至っておりませんが、「戦争を知らない世代」なりの、過去への敬意と責任を自分なりに確立していきたいと思っています。

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●HP紹介:ウィキペディア●
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いわゆる「利用者参加型の百科事典」です。
* 利用者参加型・・・ユーザーが追加・改良を行って、より良い製品をつくっていくことを指しています。

http://ja.wikipedia.org/

コンピュータのOS(オペレーションシステム)では、「リナックス」が利用者参加型として有名ですね。

誰が記述しているのかわからないこともあり、内容を鵜呑みにして良いのか、という点については多少なりとも慎重になる必要があると思いますが、私自身は調べ物をする際に、概略を把握するのに結構重宝しています。

ちなみに、人物も著名人(?)は掲載されています。

山田区長(山田宏)と石原衆議院議員(石原伸晃)を検索して、その情報量を見比べてみるのも面白いかもしれません(^_^)。

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●雑感●
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メールマガジン第16号、いかがでしたでしょうか。
ここ数日、落雷や送電線の事故による停電が起き、都市のインフラである「電車」が機能しない場面が続きました。
こうしたことから、「今月の数字」及び「杉並区公表資料」では、「実際どれくらいの人が利用しているのか」の目安として取り上げました。
また、鉄道事故等が起きるたびに、「民営化の弊害」という声が一部から聞こえてきますが、この問題を考えるうえでもいずれ、JR東海会長である葛西敬之さんが著した『未完の「国鉄改革」』は書籍紹介のコーナーで取り上げたいと思います。

次回の区議会定例会は、9月22日(金)に開会予定です。
その1週間前に次号のメールマガジンをお送りいたしますので、今後ともお付き合いいただければ幸いです。

岩田いくま

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