メールマガジン第198号(令和3年10月)

◇◇◇目次◇◇◇

●今月の数字:約650億円
●杉並区公表資料:令和2年度区政経営報告書
●書籍紹介:『多数決を疑う』
●HP紹介:衆議院議員選挙特集ページ
●雑感

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● 今月の数字:約650億円                          ●
●   ・・・令和2年度新型コロナウイルス感染症対策経費(一般会計) ●
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一昨日の15日(金)、令和3年杉並区議会第3回定例会が閉会し、令和2年度杉並区各会計歳入歳出決算が認定されました。

一般会計の歳出総額は、約2,594億円。

令和元年度が約1,987億円でしたので、約607億円と、かなり増加しています。

もっとも、令和2年度は、新型コロナウイルス感染症対策に追われた1年であり、その克服に向けた主な取組だけで、約650億円となります。

圧倒的に大きな額であるのは、特別定額給付金の給付(約578億円)ですが、その他を含め、主な内訳は下記資料の18ページ以降に記されております。

杉並区の取組を振り返るうえで、一度ご確認いただければと思います。

https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/069/492/r02_kuseikeiei_gaiyo.pdf

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● 杉並区公表資料:令和2年度区政経営報告書 ●
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前記「今月の数字」で取り上げた資料を含め、令和2年度の杉並区の施策や財政状況についてまとめられたものが、「区政経営報告書」になります。

全てを確認すると、650ページ超の大部となりますが、ご興味に応じてお読みいただいても、杉並区の取組の一端をご確認いただけると思います。

お時間のある時に、見ていただければと思います。

https://www.city.suginami.tokyo.jp/kusei/zaisei/kessan/1069492.html

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● 書籍紹介:『多数決を疑う』 坂井豊貴著 岩波新書 ●
●  720円+税 2015年4月21日発行         ●
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当書籍のサブタイトルは、「社会的選択理論とは何か」。

様々な「集約ルール」、すなわち「多数の人々の意思をひとつに集約する仕組み」が示され、その特徴が説明されております。

例えば選択肢が3つある場合、必ずしも多数決が「多くの人にとっての好ましい結果」を導くとは限りません。

例えば、選挙で考えれば(下記は、あくまで一例です)、

「候補者が“中道右寄りのA”と“中道左寄りのB”の二人だった場合、Aの得票率55%、Bの得票率45%」

と考えられたものが、“候補者Aより右寄りのC”が参戦したことにより、

「Aの得票率が40%、Bの得票率が45%、Cの得票率が15%」

となると、結果が異なります。

書籍の中では、「5つの異なる集約ルールにより、全て結果が異なる」という例も示されております。

また、代表民主制と直接民主制で正反対の結果を生み出す例も、示されております。

ものごとを決定するにあたり、より「人々の意思」を反映する方法・制度はどのようなものなのか。

単に結果を見るだけでなく、そのプロセスにも注意しながら、議会活動や日々の生活にのぞんでいきたいと思います。

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● HP紹介:衆議院議員選挙特集ページ ●
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10月31日に、衆議院議員選挙・最高裁判所裁判官国民審査の投票が行われます。

下記は、衆議院議員選挙における、杉並区の特集ページになります。

https://www.city.suginami.tokyo.jp/senkyo/r03shugi/index.html

順次情報が拡充されていきますので、ご活用いただければと思います。

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● 雑感 ●
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前述のとおり、一昨日10月15日(金)に、令和3年杉並区議会第3回定例会が閉会いたしました。

開会したのが9月9日(木)でしたので、1ヶ月超。

少しホッとしております。

とはいえ、来月11月15日(月)には、次なる定例議会である第4回定例会が始まりますし、それまでの間も、既にいくつかの会議が予定されております。

ひとつひとつ、着実に対応していきたいと思います。

10月に入り、過ごしやすい日々も増えてまいりましたが、皆様くれぐれもお身体ご自愛ください。

岩田いくま

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