メールマガジン第185号(令和2年9月)

◇◇◇目次◇◇◇

●今月の数字:54.6%
●杉並区公表資料:数字で見る杉並区
●書籍紹介:『人口減少と社会保障』
●雑感

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● 今月の数字:54.6%・・・令和4年度以降も成人式の対象を20歳にするのが良いと答えた割合
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民法の改正により、令和4年4月1日から、成年年齢が18歳に引き下げられます。

そうした中、先日とりまとめられた「第52回 杉並区区民意向調査(速報版)」において、

「成年年齢が18歳に引き下げられた後、成人式は何歳の人を対象に実施するのがよいと思いますか」

という問いがあり、

「20歳(年度中に20歳に達する人)」

と回答された方の割合が、54.6%となっておりました。

参考ながら、

「18歳(年度中に18歳に達する人)」

と回答された方の割合は、30.8%となっております。

杉並区における令和4年度以降の成人式の対象年齢や開催時期はまだ決まっておりませんが、ひとつの興味深いデータとして、今回ご紹介させてい
ただきました。

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● 杉並区公表資料:数字で見る杉並区 ●
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8月25日、第1回基本構想審議会が開催されました。

基本構想とは、区の最上位の計画であり、区政運営の指針となるものです。

現在の基本構想(10年ビジョン)が令和3年度を終期としているため、令和4年度以降の新たな基本構想を策定するため設置されたのが、この
「基本構想審議会」になります。

その第1回において、審議に関する基礎データとして提示されたのが、下記「数字で見る杉並区」になります。

https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/061/620/020825_suuzidemiru.pdf

グラフで示されているため、直感的にわかりやすい資料になっていると思います。

よろしければ、参考までにご覧いただければと思います。

なお、当資料に限らず、基本構想審議会の資料は順次HPに公開されています。

https://www.city.suginami.tokyo.jp/kusei/vision/shinkihonkoso/shingikai/index.html

ご興味に応じてご覧いただければと思います。

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● 書籍紹介:『人口減少と社会保障』 山崎史郎著  ●
●  中公新書 880円+税 2017年9月25日発行 ●
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当書籍は、厚生労働省や内閣府において、

・介護保険制度

・生活困窮者支援

・地方創生

等に関わってこられた著者による、「持続可能な社会保障」に向けた提言書となっております。

第1章・・・現状分析(家族、雇用の変化と人口減少)

第2章・・・日本の社会保障制度の特徴

第3章~第5章・・・今後に向けての提言(目指すべき基本方向)

という構成になっており、読み進めやすいと思います。

述べられている主張に対しては、読む方によって賛否があろうかと思いますが、著者が述べられているように、

「これまで我が国は、人口もニーズも増大し続ける中で、それにいかに対応するかということに全力を注いできた。その点で、“人口減少への適
応”は、未知の領域である。」(P.252)

ことは確かです。

また、

「社会保障が、制度として不変のものではなく、身近に起きている社会の変化に伴って仕組みや内容を変えていくことが可能であり、かつ重要であ
る」(P.265)

ことも、継続性(予測可能性)への留意は必要ですが、大切なことだと思います。

区政に携わる一人として、こうした視点を忘れることなく、今後も取組んでいきたいと思います。

“社会保障のあり方”という非常に大きなテーマですが、参考になれば幸いです。

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● 雑感 ●
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今月9日から、

「令和2年杉並区議会第3回定例会」

が始まりました。

前号でご紹介しましたとおり、今回は決算審査もあるため、閉会予定は10月13日となっております。

https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/061/199/nitteir02_3.pdf

9月も半ばを過ぎ、暑さはいくらか和らいでまいりましたが、今度は台風の動きが気になる時期となります。

感染症への対応も含め、皆様もご留意のうえ、お過ごしいただければと思います。

岩田いくま

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