メールマガジン第174号(令和元年10月)

◇◇◇目次◇◇◇

●杉並区公表資料①:平成30年度 区政経営報告書
●杉並区公表資料②:施設使用料の見直し(案)
●書籍紹介:『富山は日本のスウェーデン』
●雑感

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● 杉並区公表資料①:平成30年度 区政経営報告書 ●
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今月15日(火)に、令和元年杉並区議会第3回定例会が閉会しました。

今回の定例区議会では、平成30年度の杉並区各会計決算の審査が行われました。

審査に用いられた書類はいくつかありますが、

「平成30年度の杉並区政の全体像」

を把握するには、ページ数はそれなりの分量にのぼりますが、やはり「区政経営報告書」が一番よいのではないかと思います。

https://www.city.suginami.tokyo.jp/kusei/zaisei/kessan/1055760.html

財政の状況をみるのであれば、「第2 区財政の状況」を、また、どのような施策が行われたのか、その進捗状況はどうかをみるのであれば、「第3 主要施策の成果、第4 総合計画・実行計画の進捗状況」を見ていただければと思います。

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● 杉並区公表資料②:施設使用料の見直し(案) ●
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今月1日から、杉並区では、

「施設使用料の見直し(案)についての区民意見募集」

を行っております。

https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/r0110/1055737.html

意見募集の期間は、今月いっぱいとなっております。

まだ10日ほど時間がございますので、ご意見のある方は、所定の宛先(上記HPに記されております)までご意見をお寄せいただければと思います。

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● 書籍紹介:『富山は日本のスウェーデン』 井手英策著  ●
●  集英社新書 820円+税 2018年8月22日発行   ●
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著者については、

「民進党代表時の前原誠司氏のブレーン」

という形でメディアにもとりあげられていたため、特定のイメージを持たれている方もおられると思います。

私自身も本書を手に取る前に、一定のイメージを持っていたことは否定できませんが、当書籍で述べられていることについては、自身の考えを整理するうえで、かなり役立ったように思います。

例えば、

・「形骸化が進む地域に行政の一部を委ねるとすれば、その形骸化を食い止め、地域を再生するための財政支出なり、施策なりを別途検討しなければならない」(P.114)

・「保守的な社会に埋めこまれた家族の原理をどのように普遍化すれば、よりよい社会が構想できるのかについて思いを馳せるべき」(P.151)

・「これまでのような福祉や教育などの“サービス・プロバイダー”から、共助・助けあいの“プラットフォーム・ビルダー”へ」(P.171)

・「リベラルの議論がどうしても“うわすべり”な感じがしてしかたないのは、日本社会の根底にある土台、風土や慣習のようなものと、そのうえに据えられる政策とがうまく噛みあっていないからではないか」(P.189)

といった指摘は、私自身が改めて区政に取組んでいくうえで、心に残りました。

身近な地域をより良くしていくためには、他者(他の国や地域)の良いところを学ぶと同時に、地域にあった形で取り込んでいくことが必要だと思います。

また、社会環境の変化というものも見据えていく必要があります。

“より良い社会を目指すための、地に足のついた政策・施策”とは何か、今後とも考えていきたいと思います。

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● 雑感 ●
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先月10日(火)から始まった令和元年杉並区議会第3回定例会が、今月15日(火)に閉会いたしました。

翌16日から18日まで、委員会視察が入っておりましたので、当メールマガジンの発行が遅くなってしまいました。

申し訳ございません。

さて、第3回定例議会が閉会したばかりですが、既に第4回定例議会の日程(案)が示されており、11月19日開会予定です。

<11月>

https://www.city.suginami.tokyo.jp/kugikai/ugoki/nittei/1048220/1056027.html

<12月>

https://www.city.suginami.tokyo.jp/kugikai/ugoki/nittei/1048220/1056082.html

まずは第3回定例議会の区政報告を作成・お届けし、そのうえで次回定例議会の準備も進めていかなければなりません。

年末に向け、慌ただしい日々が続きますが、しっかり取組んでいきたいと思います。

皆様も、朝晩肌寒さを感じる時期となってまいりましたので、くれぐれもお身体ご自愛いただき、日々お過ごしいただければと思います。

岩田いくま

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