メールマガジン第154号(平成30年2月)

◇◇◇目次◇◇◇

●今月の数字:59.6%
●杉並区公表資料:平成30年度 区政経営計画書
●書籍紹介:『オプエド』
●雑感

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● 今月の数字:59.6%・・・予算に占める保健福祉費の割合 ●
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今月1日、平成30年度杉並区予算(案)が示されました。

一般会計の総額は、約1,800億円。

そのうち、いわゆる「保健福祉費」が、約6割の59.6%を占めています。

地方自治法にあるとおり、地方公共団体は「住民の福祉の増進に努める」ことが求められますが、予算に占める比率を見れば、そのことは一目瞭然ですね。

参考ながら、次に比率が大きいのは、「教育費」の13.3%。

少子高齢化が進むなか、何が「福祉」なのかも問うていかなければならないと思います。

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● 杉並区公表資料:平成30年度 区政経営計画書 ●
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上述の通り、平成30年度杉並区予算(案)が示されました。

その概要が記されているのが、下記「平成30年度 区政経営計画書 ~予算の概要~」です。

http://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/037/438/30kuseikeikakusyo.pdf

概要とはいえ、230頁超になりますので、それなりに“読み応え”があります。

それだけ色々なことを杉並区は行っている、とも言えますね。

現区長の任期は先月号のメールマガジンでお知らせしました通り7月10日までですので、必ずしもこの計画に沿って来年度の杉並区政が運営されるとは限りませんが、杉並区がどのようなことに取組もうとしているのか、は掴んでいただけるのではないかと思います。

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● 書籍紹介:『オプエド』 上杉隆著 KADOKAWA  ●
●  1,300円+税 2017年11月16日発行   ●
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当書籍は、ジャーナリストの上杉隆氏の近著です。

「オプエド」とは、opposite editorialの略で、ある新聞記事に対して同じ新聞内で反論や異論を述べる欄のこと。

要は、意見を述べる側も受け取る側も、特定の意見を絶対視したり鵜呑みにしたりするのではなく、「異なる意見もある」ことを前提として、物事を見よう、ということかと思います。

この点は、私も素直に共感します。

参考ながら、最近著された他の書籍(『メディアの驕り』廣淵升彦著 新潮新書 2017年7月20日発行)にも、

・ここ数年の間に、日本のマスコミは大きく変わりました。言論の一元化が進み、自分たちの思う方向に大衆を誘導しようとする姿勢が目立つようになりました。戦後の日本の宝であった、「言論の多様さ」「異なる意見もできるだけ紹介する寛容さ」という大方針がゆらいできて、「異見は認めない。自分たちは絶対に正しいのだ」と思う人々が、メディアの内部にふえている気がします。(P.4)

という記述がありました。

私自身はメディアの内部の人間ではありませんので、その報道姿勢等に対する十分な情報を持ち合わせておりません。

ただ、メディアであれ政治であれ、

「異なる意見(異見)もあることを前提とする」

姿勢は、非常に大切だと思います。

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● 雑感 ●
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2月9日(金)から、平成30年杉並区議会第1回定例会が始まりました。

3月15日(木)まで、1ヶ月強の会期が予定されております。

http://www.city.suginami.tokyo.jp/kugikai/ugoki/nittei/1038506/index.html

来年度予算(案)の審議を行う議会ですので長丁場ですが、しっかり対応していきたいと思います。

また、先月のメールマガジンでもお知らせしました通り、「区政に関する意見交換会」を開催いたします。

・第73回・・・2月17日(土)13:30~15:00 於:高井戸地域区民センター第9集会室

・第74回・・・2月21日(水)19:00~20:30 於:久我山会館第1・2集会室

テーマは、今回とりあげた「平成30年度予算(案)」です。

お時間があれば、足をお運びいただければ幸いです。

岩田いくま

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