メールマガジン第95号(平成25年3月)

◇◇◇目次◇◇◇

●今月の数字:2.14倍
●書籍紹介:『「維新」する覚悟』『クオリティ国家という戦略』
●写真展紹介:忘れてはいけないこと5
●HP紹介:ひなぎく
●雑感

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● 今月の数字:2.14倍・・・                       ●
●  5年前に比べた、平成25年度の認可保育所入園申込者数  ●
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メディアで、杉並区における認可保育所待機児童問題が取り上げられておりました。

こうした問題が起きている背景に、保育所入園申込者の急増があります。

5年前の平成20年度の入園申込者数は1,386名。

それが、平成25年度には2,968名と、2.14倍(1,582名増)になっています。

この間、杉並区では保育定員も相当増やし、認可保育所・東京都認証保育所・区保育室・家庭福祉員等の合計では1,551名増員しています(5,559名→7,110名)が、それでも足りないという状況です。

なお、こうした状況を受けて、杉並区では「待機児童対策緊急推進プラン」を策定し、さらなる保育定員増に向けた取組みを行う予定です(平成25年度に行う取組みについては、現在補正予算が議会で審議中です)。

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/250305taikijidoutaisakukinnkyuusuisinnpurann_2.pdf

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● 書籍紹介:                       ●
● 『「維新」する覚悟』 堺屋太一著          ●
●  800円 文春新書 2013年1月20日発行  ●
● 『クオリティ国家という戦略』  大前研一著   ●
●  1,500円 小学館 2013年1月20日発行 ●
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学生時代から、上記二人の著者の書籍は、よく読んでいます。

年が改まり、お二人の新著が発行されたということで、早速手に取って読みました。

未だに新著が出るたびに手に取るということは、目指すべき社会の方向性に概ね私自身が賛同しており、自身の考えを整理する際の良き羅針盤になるからだと思います。

今回の書籍も、すんなりと読み進めることができました(『「維新」する覚悟』の第7章「エネルギーと日本の戦略」部分には、多少疑問符のところもありましたが)。

あるべき社会の姿については皆様それぞれのお考えがあると思いますが、賛否は別にして、ひとつの一貫した主張として捉え、お読みいただければと思います。

なお、やや政局的な面で読んでいて面白かったのは、お二人とも橋下徹大阪市長を評価していながら、石原慎太郎前都知事と組んだことに対しては批判的であること(少なくとも私は、そう読みました)。

大前氏は国政を目指したことについて、堺屋氏は政策のスタンスがぼやけたことについて、と、その理由は異なりますが、「まあ、そうだろうな〜」と私も同感です。

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● 写真展紹介:忘れてはいけないこと5 ●
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現在、日本経済新聞社による東日本大震災報道写真ギャラリー「記憶 忘れてはいけないこと5」が開催されています(於:日本経済新聞東京本社。3月23日まで)。

http://www.nikkeinio.com/event.html

先日私も訪れて、展示写真を見てまいりました。

東日本大震災から2年、東京にいると、どうしても当時の記憶から離れ、普段の日常に埋没してしまいがちになります。

「忘れてはいけないこと」を忘れないためにも、もしお時間があるようでしたら、お出かけいただくのもよいのではないかと思います。

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● HP紹介:ひなぎく ●
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今月7日、東日本大震災に関するデジタルデータを一元的に検索・活用できるポータルサイト

「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)」

が正式公開されました。

http://kn.ndl.go.jp/

これは、東日本大震災に関連する音声・動画、写真、ウェブ情報等を包括的に検索できるサイトです。

何はともあれ、一度のぞいていただければと思います。

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● 雑感 ●
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現在、杉並区議会平成25年第1回定例会中(今月21日が最終日予定)ですが、メールマガジン第95号をお届けさせていただきました。

随分暖かくなってまいりましたが、季節の変わり目ゆえ、日により寒暖の差が結構激しくなっております。

また、花粉症の方には、とても厳しい季節でもございます。

皆様、くれぐれもお身体ご自愛ください。

岩田いくま

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