メールマガジン第73号(平成23年5月)
◇◇◇目次◇◇◇

今月の数字:7,611人
書籍紹介:『M8』他3冊
雑感

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● 今月の数字:7,611人・・・                ●
●  杉並区議選において、前回より減少した投票者数 ●
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4月24日(日)に投開票された杉並区議会議員選挙。

投票者数等を4年前の選挙と比較すると、以下のようになります。

・有権者数:(前回)438,752人→(今回)444,787人
  ・・・6,035人の増

・投票者数:(前回)184,736人→(今回)177,125人
  ・・・7,611人の減

・投票率:(前回)42.10%→(今回)39.82%
  ・・・2.28%の減

つまり、有権者数は増えましたが、投票率が2%強減少したことにより、投票者数は
7,611人減少しています。

今回の区議会議員選挙において、当選ラインは2,116票。次点の方との票差は
7票です。

7,000人(票)という数が、いかに大きなものであるか、こうしてみると改めて
実感できるのではないかと思います。

自身の1票をどう捉えるかはそれぞれの方のご判断ですが、少なくとも最も身近な区
市町村議会議員選挙においては、候補者の当落を直接左右するだけのものであること
は理解いただけるのではないかと思います。

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● 書籍紹介:『M8』(他3冊) 高嶋哲夫著      ●
●  集英社文庫 743円 2007年8月25日発行 ●
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東日本大震災が発生してから、約2カ月が経ちました。

今回の震災では、地震だけでなく、津波の怖さ、そして原子力発電所災害も、大きな
問題・課題となっています。

そこで、今回はこれらに関連する小説(全て著者は高嶋哲夫氏。発行は集英社文庫)
をとりあげたいと思います。

『M8』は、首都直下型地震を想定したものであり、東京に住むものとしては、帰宅
困難者の問題も含め、非常に身近に考えさせられます。

『TSUNAMI』は、まさに東日本大震災で多くの方がその恐ろしさを実感した、
津波の怖さを描いています。想定地域こそ違え、原子力発電所の問題も描かれていま
す。

『原発クライシス』は、自然災害ではなく原発テロを描いたものですが、原発及びそ
の危機管理のあり方に関して、考えさせられます。

『東京大洪水』は、杉並区でも6年前(平成17年9月4日)に集中豪雨で大きな被
害を受けましたが、震災対応として風水害対策も忘れてはならないことを改めて思い
出させてくれます。

上記4冊は、いずれも文庫本とはいえ500〜600頁の分量がありますので、簡単
に「一読を」とは言えないかもしれませんが、こうした機会だからこそ、実感として
捉えやすい内容だと思います。

個人的には、この機会に是非一読をお薦めいたします。

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● 雑感 ●
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先月行われました杉並区議会議員選挙において、2,442票をいただき、改めて議
会で仕事をさせていただくことになりました。

改めて皆様のご指導ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、引き続き区政やその他関
連する情報をしっかり皆様に発信し、また、いただいたご意見を区政に反映してまい
りたいと思っております。

どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

今回のメールマガジン第73号では、その区議会議員選挙における1票の価値を改め
て確認し、また東日本大震災から約2カ月後であるという状況に鑑み、参考となりそ
うな書籍をご紹介させていただきました。

今月末には臨時区議会が予定されており、来月には改選後初の定例区議会が予定され
ております。

選挙モードから議会モードへとしっかりと切り替え、区政に取り組んでいきたいと思
います。

岩田いくま

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