メールマガジン第43号(平成20年11月)
◇◇◇目次◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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◇ ●今月の数字:21.0%                              ◇
◇ ●杉並区公表資料:学校希望制度の申請状況                ◇
◇ ●書籍紹介:『見えないアメリカ − 保守とリベラルのあいだ − 』   ◇
◇ ●HP紹介:ふたくす                                 ◇
◇ ●雑感                                         ◇
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●今月の数字:21.0%・・・小学校入学にあたり、指定校以外への入 ●
● 学を希望した申請者の割合(平成21年度新入学)           ●
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平成14年度から始まった、学校希望制度。
いわゆる「指定校」でなくとも、隣接校に限り入学する学校を選べる制度です


来年度新入学生に対する希望申請が10月3日に締め切られ、その結果が出ま
したので紹介します。

小学校においては、制度導入初年度の14.5%からしばらくは希望者が増加
傾向にありましたが、ここ数年は20%前後で一定しています。

一方、中学校においては、導入初年度は15.2%でしたが、ここ数年は23
%前後で一定しています(21年度新入学は、23.4%)。

指定校以外を希望する理由は家庭により様々でしょうが、「選べる=どの学校
へ行くか、強制されない」ということが何より大切だと思います。

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●杉並区公表資料:学校希望制度の申請状況  ●
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「今月の数字」でもとりあげましたが、学校希望制度の申請状況が、1枚の資
料にまとまっています。

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/gk_kibo19_21.pdf

この資料ですと、一見すると「住基人口(C)+ 差(A−B)」が新入学の
児童・生徒数のように感じますが、この中には国立・私立の学校に通う子もい
ますので、前記人数よりも実際に入学する子供の数は減ることになります。
(だいたい、小学校で国立・私立へ通う子が10%強、中学校で国立・私立へ
通う子が35%程度です)

また、「指定校変更」という形で、特段の事情(転居等)により入学校が変わ
る子もいます。

ですが、だいたいの様子は捉えることができると思います。
まずは、現実の客観的データとしてご覧いただければと思います。

公立における学校希望制度については、「学校間競争をあおるので良くない」
との論もありますが、都市部においては、現に「国立・私立との競争」が存在
しています。
そうした中で、「いかに公立の魅力を高めていくか」を考えていかねばならな
いと思います。

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● 書籍紹介:『見えないアメリカ − 保守とリベラルのあいだ − 』  ●
● 著者:渡辺将人著 講談社現代新書 2008年6月20日発行    ●
● ¥740(税別)                                 ●
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アメリカ大統領選挙が終わり、オバマ氏が次期大統領として選出されました。

そうした時期でもありましたので、過去の大統領選で実際に選挙活動を手伝っ
ている著者の書籍を手にとりました。

書籍を通して、「共和党の特徴」「民主党の特徴」が述べられていますが、ひ
とことで言って「当然、単純に色分けすることができない」。

至極当然といえばそれまでですが、すっきりとした結論を得たい読者にとって
は、不満が残るかもしれませんね。

文中、1896年の大統領選挙結果と2004年の大統領選挙結果が州別に示
された図がありますが、共和党と民主党の獲得州が、全く逆転しています。こ
れは、非常に興味深かったですね。

また、「アメリカには自由主義以外に有力なイデオロギーがない」→「自由主
義一色のアメリカはおもいのほか中身が多様である」という指摘も、改めて考
えさせられました。

日本に目を転じても、自民党と民主党で何が異なるのか、ここ5年くらいの時
間軸で見てみると、「政権政党かどうか」くらいしか違いがないように私は感
じています。
目指すべき社会のあり方は、どちらの政党も大きく揺れ動いているように感じ
ていますので。。。

遅くとも1年以内に実施される総選挙において、どのような結果となるか、政
治に携わる一人として凝視したいと思います。

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●HP紹介:ふたくす   ●
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今年から始まった「ふるさと納税」制度。

NPO法人が運営する、ふるさと納税応援サイトが、下記「ふたくす」です。

http://f-tax.jp/

ふるさと納税に関しては、話題先行でいま一つ正確な情報が伝わっていない感
もありますので、興味のある方は是非ご覧ください。

良い悪いの是非はともかく、かなりすごい「御礼品」を用意している自治体も
あります。

杉並区がどこまで積極的に当区への納税を呼びかけるかはともかく、「あまり
他自治体に流出しないようにする」ための施策は考える必要があるように思い
ます。

ちなみに、当区のように国民健康保険料を住民税額を基に決めている自治体で
は、現行の制度ではこちらも下がる可能性があります。
厚生労働省と総務省が調整中とのことですが、制度導入にあたって拙速な面が
あったのは、こうした事象を考えると否めないですね。

いずれにしろ、税のあり方を通して政治・行政を考えるというのは、非常に大
切なことだと思います。
そのきっかけとしては、十分意義のある制度だと思います。

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●雑感●
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メールマガジン第43号、いかがだったでしょうか。

今月22日(土)から区議会第四回定例会が始まります。
土曜議会自体は3回目ですが、「本庁土日開庁」が始まってからは、初の土曜
議会となります。

お時間のある方は、是非傍聴ください。

また、区政報告Vol.21をHPにUpしました。

http://ikuma-iwata.net/200811.pdf

こちらもお読みいただければ幸いです。

岩田いくま

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