メールマガジン第37号(平成20年5月)
◇目次

今月の数字:14
杉並区公表資料:杉並区史跡めぐり
書籍紹介:『組織再生』『小説会計監査』
雑感

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今月の数字:14・・・学年単学級(1学年1クラス)がある学校数

ここ数年、小中学校の適正配置(統廃合)が、区政の大きなテーマとなってお
ります。

その基礎となるデータとして、「学校別児童・生徒数、学級数」が下記になり
ます。

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/library.asp?genre=B02037

1学年1クラスという学年が存在する学校が、小学校43校中9校、中学校2
3校中5校となっています。
小学校においては、全学年単学級(学年1クラス)という学校が3校あります


ちなみに、学級編成の基本は「40人学級(40人までは1クラス、41人に
なると、20人と21人の2クラス)」ですが、今年から、小学校1・3年生
に「30人程度学級」を導入しました(表中の青い網掛けのところが、該当学
年・クラスです)。
来年には小学校2・4年生にも導入する予定です。

1クラスあたりの児童・生徒数はどれくらいが適切なのか、また1学年には何
クラスくらいあるべきなのかは人により意見はわかれると思いますが、当然の
ことながら、現状がどうなっているかはしっかりと押さえ、共通の土俵で議論
すべきものだと思います。

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杉並区公表資料:杉並区史跡めぐり

杉並区の標語は、「歩きながら、元気と文化が生まれる街。すぎなみ」です。
ご存じでしたか?

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/guide/guide.asp?n1=160&n2=100&n3=1

ということで、今回は「散歩コース」ともなる、杉並区史跡めぐりについてご
紹介したいと思います。

教育委員会の下記ホームページでは、14のコースにわけて、区内史跡巡りが
出来るよう、ルート設定がなされています。

http://www.kyouiku.city.suginami.tokyo.jp/bunkazai/siseki.html

それぞれのルートの地図はホームページからダウンロードできますが、全部を
1枚に掲載した地図も区役所にありますので、ご興味のある方は岩田まで一報
ください。
お届けいたします。

メタボリックシンドロームが喧伝されていることもあり、健康管理の一助にな
ればと思います。

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書籍紹介
* 『組織再生』 著者:江上剛 PHP文庫 2008年4月17日発行 
¥857
* 『小説会計監査』 著者:細野康弘 東洋経済 2007年12月20日
発行 ¥1,600

ともに最近読んだ書籍ですが、外資系企業の捉え方が対象的でしたので、今回
とりあげたいと思います。

『組織再生』は、日本長期信用銀行が新生銀行として再生するまでをモデルと
した小説です。
こちらは外資系企業(のカルチャー)を「好意的」に捉えて書かれていますね
。私自身、外資系のコンサルティング会社に以前勤めており、いわゆる日本企
業から転職して来られた方とは「発想/仕事のスタンス」が異なった経験があ
りましたので、結構納得した表現も多くありました。

例えば、

日本人は「出来ない」理由をすぐ考えてしまいます。一方、アメリカ人は、ど
うしたら「出来る」だろうか、と考えます。

という内容は、企業カルチャーを考えた際に、あてはまる部分もあろうかと思
います(もっとも、人種や国籍によらず、良い部分を自らの企業・組織カルチ
ャーとして育む、ということが大切ですね)。

また、この書籍のサブタイトルは、「マインドセットが変わるとき」ですが、
心の持ち方・ものの見方や考え方を変えることができれば劇的な変身も可能に
なる、ということは、投げやりになりかけたときには思い返したいと思います


『小説会計監査』は、中央青山監査法人にまつわる出来事をモデルとした小説
です。
こちらは外資系企業を「否定的」に捉えて書かれています。時折見かける、「
米国陰謀説」が前面に出ている、というべきでしょうか。
また、政治や行政への視点も、基本的に同様のものといえようかと思います。

私自身の感想としては、「苦笑いしながら読んだ」というところでしょうか。

実際に外資系企業に籍を置いた身としては、あまり「外資系かどうか」で判断
することは意味がないように思っています。というのも、例え外資系であって
も日本で活動する場合は、ある程度"日本化"して活動していると感じるからで
す。

一方で、カルチャーとして日本に根付いていないことを当然のこととして行う
、という面もあり、参考にすべきところはあると思います。

ほんの一例ですが、私もかかわっているスペシャル・オリンピックスには、と
ある外資系金融会社の社員の方が「社業の一環として」定期的に参加されます
。こうしたカルチャーは、見習うべき点もあるのではないでしょうか。

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雑感

メールマガジン第37号、いかがだったでしょうか。

区議会のなかでちょっとした動きがあったため(会派の再編成がありました)
、発行が遅れました。申し訳ございません。

当面の議会スケジュールとしては、今月29日(木)に臨時議会があり、また
来月14日(土)から第2回区議会定例会が開始される予定です。

6月14日は2度目の土曜議会開催ですので、よろしければ傍聴ください(私
の出番は今のところありませんが)。

また、下記3つの資料を私のホームページに掲載しました。
・平成19年度政務調査費収支報告書
・区政報告書 第19号
・視察報告書(大阪市・神戸市・三重県)

こちらもお時間のあるときに見ていただければ幸いです。

岩田いくま

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