メールマガジン第33号(平成20年1月)
◇目次

今月の数字:5、179人
書籍紹介:『民主主義という不思議な仕組み』
HP紹介:杉並区の歩み
雑感

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今月の数字:5,179人・・・杉並区の20歳の人口(平成19年12月1
日現在)

1月14日、成人祝賀のつどいがありました。
改めて杉並区の20歳の人口を調べてみると、5,179人です。

成人祝賀のつどいには、だいたい2,500人くらい参加しておりましたので
、半分近くの成人が出席したことになります。

個人的には「結構参加しているな」と感じましたが、皆さんはどのようにお感
じになるでしょうか。

ちなみに、町丁別で見てみますと、
最多・・・和田1丁目の141人
最小・・・上荻1丁目、西荻南3丁目の8人
です。

上荻1丁目は人口自体が少ないのでわかりますが(1,320人)、西荻南3
丁目はやや以外ですね(人口は2,301人)。

町丁・年齢別人口は下記で見ることができますので、興味のある方はご覧くだ
さい。

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/h1912age.xls

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書籍紹介:『民主主義という不思議な仕組み』 著者:佐々木毅 ちくま
プリマー新書 2007年8月10日発行 

議会にいると、やはり「民主主義」について考えさせられる場面に多々出会い
ます。
民主主義に関する古典的名著もありますが、最近著され、手に取りやすい書籍
ということで、ご紹介したいと思います。

いうまでもなく、短期的な効率を優先するのであれば、民主主義より適した制
度はいくらでもあります。
しかし、「各人の自由と平等に基礎を持ち、道義的な強さを持つ」「人間の持
っている基本的人権に適合する政治の仕組みは民主政治しかない」(P.59)から
こそ、幾多の問題があっても現在の政治制度を支えているのだと思います。

一方で、間接民主主義の場合には「代理なのか、代表なのか」といった問題(P
.64)や、また「誰を代表するのか、国民を代表するのか、それとも選挙民(選
挙区の人もしくは投票してくれた人)を代表するのか」(P.74)といった問題も
常に考える必要があります。

また、「選挙の時にものを言うのは多数の意志ですが、それ以外の毎日にあっ
ては、少数者の結束力と組織力がものを言う」(P.85)ということや、「安定し
た環境の中での民主政治において、総じて問題になるのは利害や利益にかかわ
るものです」(P.108)といったことも、日頃から自戒を込めて意識しておく必
要があります。

結局、甘い幻想で民主主義を考えるのではなく、制度のうちに孕む問題点を十
分に意識したうえで現実の諸課題に立ち向かっていく必要がある、ということ
でしょうか。

なお、書籍の末尾で、「これからは、人間の気持ちを受け入れるような社会シ
ステムを構想することが必要」と、著者の考えが示されています。
なるほど、と思いますが、現実の制度としてどのような姿を描き、どのように
つくっていくのかは、非常に難しいですね。

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HP紹介:杉並区の歩み

杉並区公式HPの一部ですが、昭和7年の杉並区誕生から歴史の概略が記されて
います。

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/gallery/ayumi/gallery01.asp

改めて時系列でおってみると、なかなか面白いものがあります。

なかでも、平成に入った頃に、「友好自治体・交流自治体調印」が相次ぎ、新
庁舎も完成したのをみると、当時の自治体経営の姿勢を垣間見ることができる
ような気がします。

平成15年5月からは、私も区議会議員として区政に携わっているので、一つ
ひとつの出来事が思い出されます。

ただ、平成17年11月で終わっているのが、平成20年を迎えた今、やや問
題あり、ですね。
いつまでも更新されないようであれば、いずれ催促したいと思います。

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雑感

メールマガジン第33号、いかがだったでしょうか。

今年も私の考えや、区政の情報等をご紹介していきたいと思いますので、読ん
でいただければ幸いです。

さて、区政報告書第18号が完成しました。

200801.pdf

お時間のあるときにお読みいただければ幸いです。

また、平成20年区議会第1回定例会は、2月16日(土)に開会予定です。
今年から土曜日にも議会を開会しますが、その第一歩となります。

お時間があれば、ぜひ傍聴にいらしてください。

岩田いくま

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