◇目次
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今月の数字:515箇所
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杉並区公表資料:『杉並区組織機構図』
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書籍紹介: 『だから、改革は成功する』
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雑感
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●今月の数字:515箇所・・・杉並区長・区議選における公営ポスター掲示場数●
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東京都知事選の告示日(3月22日)が迫り、街中にも公営ポスター掲示板の設置が目立ってきました。
都知事選投票日(4月8日)の1週間後、4月15日(日)には杉並区長・区議会議員選挙の告示日を迎えますが、この選挙における公営ポスター掲示場の数が、515箇所です。
杉並区の面積は34.02kuですので、やはり「そこらじゅうにある」という感覚ではないかと思います。
この掲示板へのポスターの掲示は、告示日朝の立候補届が受理されて始めて自分のポスターを貼る番号が決まります。したがって、各候補はそこから一斉に貼り出します。
ちなみに都知事選では、公営ポスター掲示場数は1万3,979箇所だそうです(東京都内全域ですので)。
この数を考えると、全ての掲示板にポスターを貼るのに何人の人手がいるのやら。。。
今回、「どの政党からも公認・推薦を受けない」都知事候補が何名かおられますが、本当に組織からの応援を得ていないのかどうかは、「どれだけポスターが早く貼られるか」である程度判断できるように思います。
告示日に全ての掲示板にポスターがしっかり貼られているようであれば、やはり「組織の応援があった」と考えた方がよいように思います。
本当の無所属なのか、所謂"無党派"を狙っただけの無所属なのか、このような視点で見てみるのも面白いのではないでしょうか。
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● 杉並区公表資料:『杉並区組織機構図』●
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区役所の組織/命令系統というのは、一般にはなかなかわかりにくいと思います。
杉並区では、下記の通りとなっています。
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/sg_organizational_tree181101.pdf
職名の羅列であまり面白味のない資料ではありますが、「区役所とはどんな仕事をしているのか」をある意味もっともわかりやすく説明している資料とも言えるように思います。
興味を持たれた方は、一度見ていただければと思います。
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● 書籍紹介:『だから、改革は成功する』 上山信一著 ランダムハウス講談社 値段:1,600円(税別) ●
● 発行:2005年10月27日 ●
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上山信一氏は元コンサルタントで、大阪市の市政改革推進会議委員長をされています。
この著作は、「改革のノウハウ」をまとめる形をとっています。
いくつか"目を引いた文章"を引用したいと思います。
「改革には熱き心(ウォームハート)と同時に冷静な頭脳(クールヘッド)が必要」
「理論なき実践は暴挙であり、実践なき理論は空虚」
よく聞く言葉ではありますが、常に忘れてはならないと思います。
「人は、性善なるも、怠惰な存在である。誰も意図してさぼろうとするわけではないが、必ず現状維持に流れる。」
だからこそ、制度の改革・変更が必要ということですね。
「変わる勇気とは、実は捨てる勇気なのかもしれない。」
「"何もしないリスク"が最も大きい。」
誰しも「既得権」がありますが、それを意識し、"捨てる"ことができれば、より良い解決策もでてくるのだと思います。
「改革プロジェクトは、誰か個人がリーダーとなり、彼(彼女)に全権を委ねなければ成就しない。なぜなら、改革とは普通の方法ではできない非日常的な変革や新規事業をやることである。みんなで合議し、上下左右に遠慮しながらでは、スピードが上がらずなかなか前に進めない。」
議会改革の進捗を見ると、「まさにその通り」と感じます。
「小さな成功体験を得ると、さらにもっとやってみたいという気持ちになり、好循環に向かう。」
戦術論として、その通りだと思います。
以上、いくつかあげましたが、結局は「現状維持」という「既得権」を、各人がいかに捨てることができるか、ということのように思います。
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●雑感●
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メールマガジン第23号、いかがでしたでしょうか。
今週月曜日(3月12日)に今期最後の定例会である平成19年区議会第1回定例会が閉会しました。
いよいよ、という感じです。
また、『岩田いくまレポート特別号』(4年間の活動実績と今後の政策目標を記載しています)をHPにUpしましたので、よろしければご覧ください。
http://homepage3.nifty.com/ikuma/200702Special.pdf
なお、今期最後となる次号(第24号)のメールマガジンは、公職選挙法の関係で5日ほど繰り上げ、4月10日頃発送する予定です。
岩田いくま
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