◇目次

今月の数字:1.7%
杉並区発行資料:『区政に関する意識と実態
書籍紹介:『市町村崩壊
HP紹介:天気予報
雑感

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●今月の数字:1.7%・・・杉並区の総合震災訓練への区民の参加率●
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上記の数字は、毎年実施されている『区政に関する意識と実態』(詳細は"杉並区発行資料"の欄へどうぞ)平成16年度版 で示された、杉並区の総合震災訓練(毎年8月下旬〜9月上旬に実施)への区民の参加率です。ちなみに、平成15年度版では1.4%でした。

ちなみに昨年は9月5日(日)に3箇所(三谷小学校、和田小学校、高井戸第三小学校)で行われ、私は高井戸第三小学校の訓練に参加しました。

『広報すぎなみ』でのお知らせは、8月21日号の8面にありました。
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/sg1689.pdf

今年は阪神・淡路大震災から10年であり、また昨秋以降、中越地震、スマトラ島沖地震、福岡県西方沖地震と地震が続いており、「いざという時」への関心も高まっています。

この機を捉え、今年から杉並区では(昨年のように数校ではなく)全小中学校で震災訓練を行うことになりました(今年は9月4日(日)に実施されます)。

今年からの取り組みであり、正直なところ各学校での訓練においては不手際が目立つと思います。行政(区役所)としても、「今年の訓練では、まずは問題点を洗い出したい」という意識をもっています。

皆さんもできれば最寄りの学校での震災訓練に参加いただき、それぞれ感じた問題点を私なり区役所に発信いただければ、と思います。
私自身は、最寄りの小学校である久我山小学校か、医療救護訓練を行う予定の西宮中学校へ参加する予定です。

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●杉並区発行資料:区政に関する意識と実態●
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『区政に関する意識と実態(区民意向調査)』は、毎年10月に発行されています(平成16年度版はA4版263頁)。

内容は、区民1,400人を対象とした意向調査で、調査自体は毎年7月に行われています。16年度の有効回収数は1,156件で82.6%でした。

なお、平成16年度で36回目になります。

調査内容は、毎年継続的に聞いているものと、時々の政策判断のベースとすべく聞いているものがあります。

毎年聞いているものとしては、「定住性と生活環境」があり、具体的には「杉並区に住み続けたいか」や「杉並区は住みよいまちだと思うか」といったことを聞いています。

政策判断のために16年度に聞いている内容は6項目にのぼります。先にあげた「地域防災」については、15年、16年と2年続けて聞いています。
16年度に新たに聞いたものとしては、
@「敬老会館」←敬老会館のあり方を現在見直しています
A「景観まちづくり」←景観・緑3法の成立・施行を控えていました
B「過剰包装の抑制」←すぎなみ環境博覧会において、「厚着賞(過剰包装商品のリストアップ)」を発表しました
等があります。

それぞれの質問について「性別」「年代別」「地域別」に分析しています。

また、巻末に自由意見欄もあり、同種の意見については件数も付されています。

日々皆さんからお話を伺う中での実感と一致するものが多い一方で、改めて気づくこともあり、「今区政に何が必要か」を考えるうえで結構重宝しています。

皆さんのところへ調査依頼があった際には、是非ご協力ください。よろしくお願いします。

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●書籍紹介: 『市町村崩壊 破壊と再生のシナリオ』 著者:穂坂邦夫  ●
● 発行:SPICE 発行日:2005年6月15日 値段:1,400円(税別) ●
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先月まで埼玉県志木市の市長だった、穂坂さんの著作です。

志木市は「行政パートナー制度(市民等の有償ボランティアが市役所業務の一部を担い、小さな市役所を目指す)」や公立小学校低学年への「25人程度学級」の導入等、独自の施策をかなり行っています。その先頭に立っていたのが著者である穂坂市長です。

昨年11月にセシオン杉並で開かれた「すぎなみ自治のつどい」にもパネリストとして参加しています。

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/tsudoi.pdf

内容は、一言でいえば「近未来の財政破綻のシナリオ→住民自治による再生方法」となるかと思います。

実際、日本全体で見れば現在の財政状況に対する危機意識はまだまだ薄く、「本当にこのままで大丈夫なの?」という危惧はぬぐえません。いたずらに危機感をあおるのも問題がありますが、文中にある

「議員は"要請受付型"でサービスの拡大ばかり行政に要求し、住民も"税金は他人のお金"と考えてサービス拡大要求ばかりしてきた」

という指摘は、やはり考えなくてはならないと思います。
実際、区内各地で起きている「反対運動」には、この視点のものが結構あると思います(そうでないものもあります)。

また、再生のシナリオのところで、「住民自治」に対する穂坂さんの考えが(小説の形をとって)示されています。私自身も「地域内分権(杉並区内をいくつかの区域にわけ、それぞれが一定の権利と責任をもって地域の運営を行っていく)」のあり方として研究している内容/仕組みと重複する部分がありました。
私自身の政策形成には、この部分が参考になりました。

なお、「議員は無給でいい」というところは、さすがに「その通り!」とは言えないですね。もちろん「求められる役割」が「出てきた資料に基づいて賛成か反対かを議決するだけ」ならば無給でいいですが、自身の2年間の経験からいえば、とても兼業で出来る仕事だとは思いません。

とはいえ、実際に兼業の人もおり、なかには「(議員以外の)もうひとつの仕事」の方を明らかに優先している人がいるのも確かなので、そう見られても仕方がない面はあります。

ただ、そういう人も、2,200人以上の人が投票したから杉並区議をやってるんですよね。。。

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●HP紹介:天気予報●
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暑い夏がやってきました。また、先週末(土曜日夜)には大雨も降りました。
私の部屋は冷房をつけていないので、家での作業は結構汗だくでやっています(~_~)
一方で、区役所の控え室の設定温度は28度なので「暑くて仕事にならない」という方も多いですが、おかげで家よりは涼しかったりするので、あまり苦になりません。
結局、「身体の慣れ」なんですね。

さて、気象庁のホームページでは、天気に関するいろいろな予報を見ることができます。

http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/index.html

一般的な「6時間毎の天気予報」や「週間天気予報」はもちろんのこと、変わったところでは「黄砂情報」や「紫外線情報」も掲載されています。

海へ行かれたり、また長時間外出する予定のときには、「紫外線情報」も見ておかれるとよいかもしれません。

また、「気象等の知識」のページでは、「津波発生の仕組み」や「震度の算出方法」、「エルニーニョ現象とラニーニャ現象」の説明等がのっており、理科の授業にも使えそうです。

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●雑感●
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メールマガジン第3号、いかがでしたでしょうか。今回は、区政報告書(vol.9)を発行した直後ということもあり、報告書の内容とリンクして「震災訓練」をとりあげました。

7月、8月は議会(定例会)はなく、単発で委員会が入る程度です。この時期に自分なりの政策提言を企画書のような形でまとめていきたいと思っています。
また、議会改革もやっと動き始めました。まだ予断を許しませんが、突出しすぎて反感を買わない範囲(議会改革自体が頓挫しない範囲)で精力的に取り組んでいきます。

第2号でもお知らせしましたが、来週、区政報告会を行います。

7月20日(水)19:00〜 久我山会館
7月24日(日)14:00〜 西荻南区民集会所 ← 日曜日です

今回は「杉並区の教育改革」を取り上げますので、是非ご参加いただければと思います。

岩田いくま

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メールマガジン第3号(平成17年7月)