メールマガジン第8号(平成17年12月)
◇目次
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今月の数字: 1,286名
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特別区制度調査会発行資料:『東京における新たな自治制度を目指して』
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書籍紹介:雑誌『東京人 1月増刊』
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HP紹介:国立公文書館 アジア歴史資料センター
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雑感
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●今月の数字: 1,286名・・・杉並区在住の職員数●
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杉並区の職員数は約4,170名。うち、区内在住者が上記の1,286名です(平成17年10月1日現在)。
ほぼ3割が区内在住ということになりますね。
この割合を多いとみるか、少ないとみるかはそれぞれですが、災害時の緊急招集等を考えると、個人的には「もっと多くなってほしい」と思います。
一方で、家を買うにしても借りるにしても杉並区は高いので、仕方ないかな、とも思います。
ちなみに、職員の住所地として、2位以下は練馬区、三鷹市、中野区と近隣の市区が続きますが、6位に八王子市が入っています(126名)。
また、都外では所沢市が20位に入っています(35名)。
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●特別区制度調査会発行資料:『東京における新たな自治制度を目指して』 ●
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http://statwb.tokyo-23city.or.jp/seidochousakai/n7page.htm
第5回メールマガジンで「東京都発行資料」をとりあげましたが、今回は「特別区制度調査会」(特別区協議会という23区で設立している財団法人)の資料をとりあげます。
都と区をめぐる問題については私自身再三とりあげていますが、この報告書も大変興味深い提言が盛り込まれています。
一言でいえば、「区は、もう市になりましょう」ということになると思います。
区であることのデメリットは、固定資産税、法人住民税市町村分等が本来市税であるにもかかわらず、23区のみ都税であり、そのうち52%だけ区に分配される、ということに端的に現れています。
いわば、基礎自治体としての権能が不十分ということです。
また、この分配権限を都が保持していることにより、国における地方交付税と同じように、都の裁量による23区の支配(基礎自治体の自立に対する弊害)が起きやすい状況にあります。
この状況を打破する姿として、この報告書では新たな23区の姿を具体的なイメージとして描いています。
大きく3つのパターンが示されていますが、私自身は
・ 各区がそれぞれ市になるパターン
・ 各区がそれぞれ市になり、一部の事務を"共同維持機構"という23区の"市長"が構成メンバーである理事会で行うパターン
が将来的なあるべき姿ではないか、と思います。
ただし、いずれの場合も「日本の首都はどこか」ということをはっきりさせねばならない、という課題は残されています。
また、東京都は大きく権限(と仕事)が削減されるため、職員をどうするかといった問題も含め、明確に反対の立場です。
23区の姿を大きく変える内容であるためすぐに実現できるとは考えていませんが、「あるべき役割分担」の実現に向けて、今後も取り組んでいきたいと思います。
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●書籍紹介:雑誌『東京人 1月増刊』 都市出版 値段:700円(税込) ●
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既に書店に並んでいますが、『東京人』という雑誌が、2006年1月増刊号を「杉並を楽しむ本」として発行しています。
全122頁が全て「杉並特集」であり、おすすめスポットやコラムで構成されています。
一読した感想は、「中央線沿線の情報が多すぎるんじゃないの?」という、井の頭線沿線に住む者のひがみです。
それはさておき、自身の住む街が雑誌の特集になり、紹介されるというのは嬉しいものですね。
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●HP紹介:国立公文書館 アジア歴史資料センター ●
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過去の記録(文書、映像等)を電子的に保存する「デジタルアーカイブ」が、歴史的文書の散逸を防ぐ手段としても注目を集めています。
その一つとして、私自身も利用しているのが、アジア歴史資料センターのホームページです。
http://www.jacar.go.jp/
ここでは、近現代(1860年代から1945年前後)の日本とアジア近隣諸国との関係に関わる歴史資料を公開しています。
当区の中学校歴史教科書採択をめぐってはマスメディアでも随分とりあげられました。
私自身もこれを契機に(少しずつですが)歴史を勉強し直しています。
その際、学者や研究者が記した書籍が中心になりますが、その原点となる原文も折りに触れて当たるようにしています。
現在一般的な「タイプされた文字」と異なり、「手書き」の公文書を読むのは、私の世代にはそれ自体が結構新鮮だったりもします。
現在は「日露戦争特集」や「昭和初期の日米交渉特集」等が組まれています。
たまにはこうした「硬派」なページをのぞいてみるのも面白いのではないでしょうか。
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●雑感●
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メールマガジン第8号、いかがでしたでしょうか。区政報告書の作成時期と重なり、ややボリュームが少なくなってしまったかな、と反省しています。
今月5日に区議会第四回定例会も終わりました。来年の第一回定例会は2月20日頃開会の予定です。
師走でお忙しい時期だと存じますが、皆様も寒さで体調を崩すことなきよう、お身体ご自愛ください。
岩田いくま
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