杉並区議会議員選挙⑥(4/22)

いよいよ選挙戦最終日となりました。

本日が、選挙期間中最後の更新となります。

さて、私自身が区政に取組む際に意識している基本姿勢の5点目は、

・「丁寧な政治」「納得の政治」を心がける

になります。

例えば、現区長の選挙公約に伴い、区立施設再編整備計画の一部がいったん休止となりました。

児童館を「子ども・子育てプラザ」や「コミュニティふらっと」へ転換する取組をいったん休止することは、区長選公約から一定程度理解はできます(とはいえ、下高井戸児童館を子ども・子育てプラザに転換する条例は、昨年、区長提案で提出されました)。

しかし、それに伴う形で、小学校にて予定されていた「放課後等居場所事業」の開始まで取り止めることは、この公約からどれだけの方が想定できたでしょうか。

結局、

「子供の居場所づくりについて、今後の取組の方向性を改めて検討する」

という、全てを先送りにするきめ細やかさを欠いた方針決定のために、納得など到底できない方針変更がなされてしまいました。

区長としては、児童館再編の取組を一旦休止することによって、子供達の居場所を守ろうという姿勢を示しているつもりかもしれませんが、

・個別の施策の是非を丁寧に検討しなかったこと

・昨日記した「地に足のついた活動」をしていない段階での公約にこだわったこと

により、子供達が得ようとしていた新たな居場所を奪う、取り上げる計画変更をしてしまっています。

これでは、7年前の前区長時代、保育園待機児童解消対策を名目に、公園を急遽廃止するという非常に乱暴な区政運営が行わたことと、本質的に何ら変わりません。

もちろんそれぞれの施策に対して、全ての人の同意が得られるとは限りません。

しかし、仮に同意は得られなくとも、「納得」をより多くの人から得られるよう努力することが、民主主義においては大切なことではないでしょうか。

「丁寧な政治」

「納得の政治」

というのは、対話を数多くこなすことだけではありません。

打ち出された施策が、丁寧に検討されたものであってこそ、また、そもそも対話を行う場合にも、そのテーマ設定に公平性・公正性が感じられてこそ、より多くの納得が得られます。

改めて区議会で仕事をすることが出来るのであれば、この姿勢を変えることなく取組んでまいります。

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