杉並区議会議員選挙⑤(4/21)

私自身が区政に取組む際に意識している基本姿勢の4点目は、

・地に足のついた活動を大切にする

になります。

これは、区政として実施する施策が「空理空論」にならないためには、決してないがしろにしてはならないスタンスだと思います。

現代は情報に溢れ、情報収集だけであれば、机に座ってパソコンをいじっていれば(さらには、手元にあるスマホをいじっていれば)簡単に入手できます。

しかしながら、多様な意見の中から、自ら現場に足を運ぶこともなく、単に自分の好みにあう情報(人からの情報も含みます)を取捨選択して施策を考えていては、現実離れした無意味な施策(場合によっては、無意味どころかむしろ弊害が多大な施策)となってしまいます。

例えば、現区長の選挙公約に、

「学童クラブの民間委託をすすめません。可能な限り、区の直営に戻します。」

というものがありました。

前半部分は同意はせずとも一つの考え方として理解はできますが、後半の

「区の直営に戻します」

という部分は、この6年間ほど、ほぼ毎週のように小学校の校庭で委託事業者の職員の方々の様子を見ている立場からすれば、たとえ意図していなかったとしても、現在の委託事業者及びその職員の仕事ぶりを否定した、大変失礼な公約であると私は思います。

もっとも、経験だけを重視することは、判断が主観的になりすぎるきらいがありますので(教育分野などは、特にそう感じます)、これも課題が多いと思います。

したがって、

「経験と知識のバランスをいかにとるか」

が大切であると思っています。

そして、身近な課題をより良い区政へとつなげていくためには、

「地に足のついた活動を大切にし、そこから課題を抽出する」

「自ら足を運び、現場を確認する」

とともに、

「個別の課題を普遍化・総合化して考えることが出来るよう、多様なアンテナをはって知識を蓄える」

ことのバランスをとって、今後も区政に取組んでいきたいと思います。

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