私自身が区政に取組む際に意識している基本姿勢の2点目は、
・権力におもねることなく、自ら考え、判断する
になります。
私が区議会議員となって以降、現在の区長が3人目の区長となりますが、議会としての向き合い方も、時々により異なっていたと感じています。
1人目の山田区長の時代には、区長提案の議案に対し、否決こそなかったものの、議会として、
・議案の修正(私自身も提案者として名前を連ね、答弁者席に座りました)
・付帯決議の提案・可決(私自身は提案者として、本会議場での他の議員の質疑に対して答弁に立ちました)
・議案の継続(提案された会期で議決せず、調査を継続したうえで次の会期で議決)
といったことをしていました。
いわば、
「議決を担う機関としての自覚と責任」
をもって、議会審議にのぞんでいたと思います。
しかしながら、2人目の田中区長時代の1・2期目(8年間)は、区長提案の議案に対し、議会として修正することも、付帯決議を行うことも、継続審議とすることもなく、全て
「会期内で、原案通り可決」
となっていました。
これでは、
「議会は区長の追認機関」
といわれても、反論のしようがありません。
3期目になり、初めて付帯決議を行った際には、議会の一員として、嬉しく感じたことを覚えております。
そして、3人目の現区長に対しては、既に付帯決議もなされておりますが、一方で、3月20日の当欄で記したとおり、区長から(各会派幹事長を経由して)各議員に
「政策合意書」
なるものが送られてきており、二元代表制を否定するかのような動きが区長からなされております。
こうした不可解な動きに同調する議員が増えるようでは、議会が
「区長や行政に対する適切な歯止め役」
になることはできません。
権力におもねて「何でも賛成」ではなく、自ら考え、判断して、是々非々で区政に向き合っていく。
改めて区議会で仕事をすることが出来るのであれば、この姿勢を変えることなく取組んでまいります。
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