私自身が区政に取組む際に意識している基本姿勢の1点目は、
・「未来への責任」を自覚し、長期展望をもって判断する
になります。
現在の区政(区長)について強く感じる不安は、
「時間軸での発想が(環境問題を除いて)弱いのではないか」
ということです。
明後日に記す予定の、3点目の
「公助に偏ることなく、(後略)」
とも関連しますが、現区長の昨年の選挙公約には、いわゆる
”バラマキ”
的施策が数多く並んでいました。
そして、令和5年度当初予算においても、その”芽出し”が見られました(ですので、私は反対しました)。
リーマンショック以降は、歳入の中心である区税収入及び特別区財政交付金は大きく伸びていました。
そして、コロナ禍においても、幸いにも思ったほどは税収減となりませんでした。
一方で、今後について目を転じれば、杉並区における人口動態の変化(令和15年をピークとした絶対数の減少、及び、高齢者人口比率の右肩上がりの増加)や区立施設の老朽化対応で、財政需要が拡大していくのは目に見えています。
そうした中、聞こえのよい、目先の
”サービス合戦”
を行うことが、果たして
「長期的な視点にたった区政」
「未来への責任ある区政」
といえるでしょうか。
親世代のひとりとして、子供達に胸をはって時代を引き継げるようにするには、時には
「今に厳しい」
判断も必要になります。
いかに良い世の中を次世代に引き継ぐことができるか、この視点は決して忘れるべきではないと思います。
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