| 先日、岸本聡子杉並区長から会派幹事長宛てに、「政策合意書」が郵送されてきました。
 
 概要としては、
 
 ・杉並区議会議員選挙においては、区長と「政策合意書(7項目)」を交わした候補者を応援する → 希望する方は連絡を
 
 ・会派での周知をお願いする
 
 というもの。
 
 ん~、この方、「二元代表制」を、どう考えているんでしょうか???
 
 上記政策合意書を交わした候補者が議員となった場合、議決判断の際に、この「政策合意書」に拘束されると考えるのが普通だと思います。
 
 それを「選挙応援」の条件にするのでは、応援を受けた議員は「チェック機能」が「区長によって」制約されますよね。。。
 
 これでは、「区民のために」判断するのではなく、「区長のために」判断することになってしまうのではないでしょうか?
 
 私は、区長による各候補者への選挙応援が駄目だとは思っておりません。
 
 自身と政策の方向性が似ている議員を増やしたいと思うのは当然だと思いますし、また、自身の区長選挙において応援してくれた/手伝ってくれた候補者に応援の「おかえし」をしなければ、むしろ「仁義にもとる」とも思います。
 
 しかし、こうした「踏み絵」とも、また逆に、「囲い込み」ともとれるやり方は、私の理解の範疇を超えています。
 
 それに、区長選を手伝い、政策合意書の内容自体は概ね同意できる候補者でも、「二元代表制の観点から文書を交わすのはちょっとな~」という候補者は応援しない、というのも、随分冷たい気がします。
 
 また、受け取り方によっては、「私に選挙応援してほしければ、この政策合意書にサインしろ」ともとれるわけで、随分と「上から目線」ですよね。
 
 そして、区政や議会運営に関することではないのに、「幹事長から各会派メンバーに周知を」と依頼するのも、理解に苦しみます。
 
 以上、思いつくままに記してきましたが、この政策合意書にサインしてしまう候補者もいるんでしょうね。。。
 
 こんなことだから、「議会はただの追認機関」と言われてしまうのだと思います。
 
 
 |