私自身が区政に取組む際に意識している基本姿勢の4点目は、
・地に足のついた活動を大切にする
になります。
これは、区政として実施する施策が「空理空論」にならないためには、決してないがしろにしてはならないスタンスだと思います。
現代は情報に溢れ、情報収集だけであれば、机に座ってパソコンをいじっていれば(さらには、手元にあるスマホをいじっていれば)簡単に入手できます。
しかしながら、多様な意見の中から、自ら現場に足を運ぶこともなく、単に自分の好みにあう情報を取捨選択して施策を考えていては、現実離れした無意味な施策(場合によっては、無意味どころかむしろ弊害が多大な施策)となってしまいます。
一昨日に記した「公園転用」の問題も、明らかに現実の公園利用実態を知らないままで意思決定を行った人達が、残念ながら結構な数にのぼっていたと感じています(行政、議会ともに)。
また、議会での質問を聞いていても、どうも現実感覚に乏しく、
「ところで、ご自身は実際に関わったことや行ったことはあるんですか?」
と確認したくなる提言も時折耳に入ってきます。
もっとも、経験だけを重視することは、判断が主観的になりすぎるきらいがありますので(教育分野などは、特にそう感じます)、これも課題が多いと思います。
したがって、
「経験と知識のバランスをいかにとるか」
が大切であると思っています。
そして、身近な課題をより良い区政へとつなげていくためには、
「地に足のついた活動を大切にし、そこから課題を抽出する」
「自ら足を運び、現場を確認する」
とともに、
「個別の課題を普遍化・総合化して考えることが出来るよう、多様なアンテナをはって知識を蓄える」
ことのバランスをとって、今後も区政に取組んでいきたいと思います。
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