私自身が区政に取組む際に意識している基本姿勢の2点目は、
・「丁寧な政治」「納得の政治」を心がける
になります。
3年前、保育園待機児童解消対策を名目に、非常に乱暴な区政運営が行われました。
マスメディアでも大きく取り上げられましたが、
「地域に愛された公園を、急に、かつ強引に保育園に転用する」
という施策です。
待機児童解消に向けて施策を行うことは、もちろん必要です。
この時に問題となった公園のひとつに「久我山東原公園」がありますが、ここから徒歩1分の場所に、この1年前に保育園が新設されましたが、その際には地域から反対等の声は、当然のことながら起きていません。
つまり、地域の人達が問題視したのは、
「保育園をつくることではなく、地域に愛され、利用者が多い公園を潰すこと」
であり、かつ
「その進め方があまりに乱暴なこと」
です。
実際の経過としては、この案件で区長が記者会見をした5日後(3営業日後)に議会で議決がなされており、また、地域への説明会は議会での議決後でした。
”緊急対策”という名目で全てを脇に追いやり物事を決定するこうした乱暴な区政が、区民の納得を得られるわけがありません。
もちろんそれぞれの施策に対して、全ての人の同意が得られるとは限りません。
しかし、仮に同意は得られなくとも、「納得」をより多くの人から得られるよう努力することが、民主主義においては大切なことではないでしょうか。
3年前の大きな失政(施策を打ち出したのは区長をトップとする行政ですが、それを議決したのは議会です)を忘れることなく、
「丁寧な政治」
「納得の政治」
を心がけていきたいと思います。
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