昨日は、小学校でのプログラミング学習について、
「”かじる”程度でいいので、やった方がいい」
という私見を記させていただきました。
こうした私見の背景となるかどうかはわかりませんが、私自身のプログラミングに関する経験を、少しご紹介したいと思います。
私自身は、大学(文学部)の卒業論文も手書きで書いたように、学生時代はコンピュータとは「縁遠い」生活を送っていました。
しかしながら、入社した会社が会計事務所系のコンサルティング会社で、その会社がシステム導入にあたってプログラミングまで自社で行っていたため、入社するなり私は、
・会計のお勉強
・プログラミングのお勉強
に取組むことになりました。
そして、最初に配属された仕事が、「会計システムの導入」。
会計知識のことはひとまず置いておきまして、プログラミングについては、
「動かない!」
「でも、明日までに直さなければならない!」
という経験を実践で積み重ねることによって、ロジックをひとつひとつ積み重ねてはじめて”システム”として動くという経験をしました。
ともすれば早く仕事を終わらせるために、最終目標であるゴールだけに目がいきがちですが、ひとつひとつステップを積み重ねなければゴールに辿り着けない、ということを、プログラミングという仕事を通して実感してきたように思います。
個人的なこうした経験もあって、年齢に応じた形でプログラミング学習を実施する意義はあるのでは、と感じております。
昨日も記しましたとおり、
「小学生にはまだ早い。もっと他にやるべきことがある。」
というご意見もあろうかと思います。
多様な見解も伺いながら、私自身「プログラミング学習」の位置づけについて、己の経験だけに頼ることのないよう考えを深めていきたいと思います。
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