選挙戦も、残すところあと2日となりました。
さて本日は、
「私が次なる4年間にどういったことに重点的に取組んでいきたいのか」
の前提となる考え、
「次世代に負担を先送りしない」
について記したいと思います。
日々生活をしていくなかで、
「もっとこうだったらいいのに」
「こういうサービスがあるといいなあ」
と思うことは、内容こそ人それぞれであっても、誰しもあると思います。
こうしたことの中で、「公共の福祉」という観点から、やるべきことの優先順位をつけるのが政治であり、そしてその決まったことを効果的・効率的に実施するのが行政の役割です。
しかしながら、この「新たなサービスの提供」にあたり、私は大前提があると考えており、それが、
「次世代に負担を押し付けて、今のサービス拡充を行うことがあっては決してならない」
ということです。
サービス拡充は、誰しも喜びます。
そして、負担の増加は、誰しも嫌がります。
しかしながら、サービス拡充だけ求め、その負担は子供達や未来の世代にお任せしよう、という考え及び行動は、あまりにも無責任といわざるを得ず、いわば「財政的幼児虐待」とも言えます。
今任期の4年間において、私自身は各年度の当初予算に4回中3回反対をしましたが、その主な理由は、
「次世代に対する財政的責任を放棄しているとは言わないが、少し今の世代に目が向きすぎているのではないか」
というものでした。
今後30年を見すえた場合、財政ニーズは増加の一途をたどることが想定されます。
そうした状況下においては、いくら「単年度会計」が公会計の原則とはいえ、30年先を見すえた財政運営(世代間の負担の平準化)にもっと注意を払うべきであると私は考えます。
次世代への責任、未来への責任として、健全財政を堅持する。
これは、私は政治に携わる者の、最低限の責務であると考えています。
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