先日、購読している月刊誌を読んでいると、考えさせられる一文がありました。
奄美大島の村役場に勤められている職員の方の、寄稿文(現地報告)にあった一文ですが、ここでご紹介したいと思います。
「フォーマル(公的サービス等)が充実するとインフォーマル(地域の助け合い等)が衰退すると言われているが、例えば
”一人暮らしのBさんの家には、以前毎日のようにお茶飲みに行っていたけど、今はヘルパーさんが入っているから大丈夫だろう。めったに行かなくなった”
という事例が存在するように、制度や公的サービスの広がりが住民の主体性を衰退させるという事実、プライバシーという名に翻弄された支え合いの弱体化、それがここ○○村でも顕著にみられるようになってきている」
公的サービスの充実(公助)が必要な分野は多々あります。
しかし、それが互助を促進する方向でなされているかどうか、といった視点でも、しっかり検討しなければならないと思います。
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