以前から当欄で時折ご紹介している通り、私の購読紙(日刊紙)は日本経済新聞です。
そこでは、
「身近な疑問を読み解く やさしい経済学」
がシリーズ連載されておりますが、現在は、
「今か先かの葛藤」
というテーマになっています。
先日、ここで”アリ”と”キリギリス”が、比喩としてとりあげられておりました。
「目先のモノを過大評価してしまう”現在バイアス”」に関しての記述でしたが、
「私たちの内面では、目先しか考えないキリギリス的な自分と、将来を考えるアリ的な自分の間でいつも葛藤が起きています」
との文章。
これは、政治の世界でも同じだと思います。
”キリギリス”的な政策(施策)は、「今」の人には喜ばれることが多いかもしれませんが、しっかりと”アリ”的な視点のもとで判断していなければ、「次世代」や「まだ生まれていない世代」に、大きな禍根を残しかねません。
この視点だけは、政治の世界に携わっている以上、決して忘れてはならない視点だと思います。
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