昨日は、東京都議会議員選挙の杉並区における結果をご紹介しましたが、本日は全体の概要を見てみたいと思います。
まず、投票率ですが、43.50%。
前回から10.99%下がり、過去2番目の低さです。
政党別では、自民党と公明党が立候補者全員当選。また、共産党も8議席から17議席へと倍増&第三党となりましたので、この3党がいわば”勝ち組”でしょうか。
また、みんなの党も7議席となりましたので、一応”躍進”といえるのではないかと思います。
一方で、”負け組”は、やはり民主党と維新の会でしょうか。
この2党については、政党及び候補者に対する評価も勿論あると思いますが、政党としての候補者調整に失敗したことも、敗因にあげられるのではないかと思います。
率直にいって、候補者の一本化ができていれば、共倒れすることなく議席を得ていた選挙区もいくつかあったと思います(現に、告示直前になって候補者一本化がなった2選挙区で、みんなの党が議席を得ています)。
実際の得票率を見ても、民主党は15.24%で、公明党(14.10%)や共産党(13.61%)を上回っています。
また、維新の会は8.25%で、みんなの党(6.87%)を上回っています。
もっとも民主党の場合は、前回の”大勝”の影響で、候補者がともに現職というところが多かったので、調整は難しいとは思いますが。。。
まあこれについても、都議選を「政党選挙」とみるか、「議員個人を選ぶ選挙」とみるかで変わってくるとは思います。
いずれにしても、当選された方々には、「東京都民のため」にがんばっていただきたいと思います。
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