司法制度(5/21)

4年前の今日(平成21年5月21日)は、「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律(通称:裁判員法)」が施行された日です。

裁判員となった方の守秘義務の問題等、制度導入後の様々な問題が、時折マスメディア等でもとりあげられております。

また、昨日、法務省は、法科大学院を経ずに司法試験の受験資格が得られる「予備試験」の今年の受験者数が、過去最多の9224人(速報値)だったと発表しました。

予備試験が始まったのは一昨年からですが、年々増加しています。

一方で、法科大学院の制度は平成16年に始まりましたが、法科大学院の乱立や修了者の合格率の問題等、こちらもしばしば話題となります。

新しい司法制度のもとで、それに伴う新たな問題が顕著になってきている、というところだと思います。

どのような制度とするのが良いのか、人それぞれお考えがあると思いますが、現在の制度や以前の制度を否定するだけでは何も解決策とはなりません。

紆余曲折があっても、少しでも良い制度となるよう、関係する方々には検討いただきたいですね。

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