先日、来年度の日本国予算案が閣議決定されました。

それによりますと、来年度も当初予算ベースで新規国債発行額が税収を上回ります（３年連続）。

そして、その新規国債発行額４４兆２，４４０億円のうち、３８兆３，３５０億円は、赤字国債です。

さらに、この他に年金財源約２．６兆円を、「交付国債」という別枠にしています。

ん〜、フローのひどさも目を覆うものですが、ＧＤＰに対する債務残高比というストック指標もひどいものです。

私も政治に携わる一人ですので、自戒も込めてとなりますが、この”財政的幼児虐待”を大人はいつまで続けるつもりなんでしょうか。

「今は大変なときだから」ということは、東日本大震災があった今年はその通りだと思います。

しかし、この財政赤字、震災復旧・復興によるもの以外がほとんどを占めています。

日本人は、本当の危機が発生するまで、今を我慢することはできないのでしょうか。。。