先日、世界経済フォーラムが発表した「2011年版世界競争力報告」で、日本の総合順位は昨年より3つ下がって9位となりました。
この順位をどうみるかは人それぞれかと思いますが、看過できないのは、調査項目のうち、以下のもの。
・政府債務残高・・・142位(調査対象となって国・地域の最下位)
・財政収支・・・135位
これは、相当危機感をもたねばならないのではないでしょうか。
ちなみに、政府部門がこんな体たらくにもかかわらず、総合順位が9位なのは、「生産工程の先進性」や「技術革新力」、「研究開発投資」といった項目が首位であるおかげです。
何はともあれ、こうした政府の財政状況は、当然放置できるものではありません。
今日から始まる主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議でも、先進国の財政問題が主要議題となる見通しです。
将来世代への責任をしっかり果たすためにも、財政再建はまったなしではないでしょうか。
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