一昨日出された内閣不信任決議案。
昨日、その採決が行われましたが、結果的には民主党から賛成したのは2名だけ。欠席・棄権したのも15名にとどまり、否決されました。
採決直前の民主党代議士会で菅首相が「東日本大震災への対応に一定のめどがついた時点で退陣」する意向を表明したことで、一昨日段階では賛成を表明していた民主党議員の多くが否決にまわった結果です。
そもそも数十名が賛成しそうだったことや、この時期の不信任決議案の提出、菅首相の「時期を明言しない」退陣表明、そして鳩山前首相のてのひらをかえしたような態度変更。
もう、何がなんだかわけがわかりません。
さらに、菅首相の民主党代議士会での意見表明では、首相就任後中断している四国霊場八十八カ所巡りへの言及があり、これなどは聞いていて「今はそんなことを言う時なの?」とあまりの内容に唖然としました。
私は無所属ですので、それぞれの党の行動の適否に言及する気はありませんが、個々の政治家(特に首相や前首相)の発言の軽さ、そしてTPOをわきまえない発言には、政治に携わるものとして非常に残念に思います。
これから国政がどのようになっていくのか判断しかねますが、さびしい限りです。
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