昨日、世界経済フォーラムが「2010年版世界競争力報告」を発表しました。
日本の総合順位は6位。昨年より2つ上がりました。
IMD(経営開発国際研究所)による「2010年世界競争力年鑑」では27位でしたので、随分と高評価ですね。
日本経済新聞の記事によれば、
・世界経済フォーラムは、経営者へのアンケート調査を中心に指標を作成するため、ビジネス環境に対する総合的な評価の側面が強い
・IMDは、インフラや経済実績など客観性の高い統計を中心に指標を作成する
とのこと。この違いが、両者における日本の評価の差になっているようです。
ただ、世界経済フォーラムの「2010年版世界競争力報告」でも、政府部門は低評価が目立ちます。
例えば、「政府債務残高」は139カ国中、137位。ちなみに、調査対象139カ国のうち2カ国が算出不能なため、算出可能な国・地域では最下位となります。
また、「政府支出の効率性」も91位にとどまっています。
民間部門が高評価されているのに較べ、政府部門の低評価は目も当てられません。
政治に携わる一人として、この評価はしっかりと受け止めたいと思います。
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