今から14年前(1996年)の今日、全国で初めて条例に基づいた住民投票が実施されました。
場所は、新潟県巻町(現新潟市)。
テーマは、原子力発電所の建設です。
結果は、投票率が88.29%に達し、そのうち反対が6割を占めました。
この住民投票に法的拘束力はありませんが、投票結果を受けて、巻町は原発建設への反対姿勢を明確にし、結局、原子力発電所の建設計画は撤回となりました。
杉並区にも自治基本条例の条文に住民投票に関する規定がありますが、住民投票は、間接民主制(代議制)の現行制度において、直接民主制の手法を取り入れることにその特徴があります。
単純な二者択一の選択肢で問いかけることは多くの問題点を抱えていると思いますが、民意をしっかり反映した政治を行うためのひとつの手段として、どのように活用すべきかはこれからもしっかり考えていかなければならないと思います。
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