先日、IMD(経営開発国際研究所)が、恒例の「世界競争力年鑑」2010年版を公表しました。
それによると、日本の順位は、27位。昨年の17位から、大きく後退しました。
調査を始めた1989年から1993年までは首位だったことを考えると、寂しい限りです。
なお、同時に公表された、「公的債務を国内総生産比60%に圧縮するのに必要な期間」については、日本は2084年までかかる見通しとなっており、断トツで最長です(次がイタリアの2060年で、3番目はポルトガルの2037年。今話題のギリシャでも、2031年です)。
要は、放漫財政を改めない国の筆頭として日本が挙げられたことになります。
政治に携わるものは特に、このことをしっかりと認識する必要があります。
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