いくらなんでも。。。(5/6)

先日、鳩山由紀夫首相が沖縄入りし、米軍普天間基地の移設問題で「最低でも県外」との自らの約束を撤回しました。

予想通りではありましたが、その時の発言として報道されている内容には、さすがに唖然としました。

その発言とは(以下、時事通信の記事からの引用です)、

「当時は(海兵隊の抑止力は)必ずしも沖縄に存在しなければならない理由にはならないと思っていた」

「学べば学ぶほど、沖縄の米軍の存在全体の中での海兵隊の役割を考えたとき、すべて連携している。その中で抑止力が維持できるという思いに至った。」

どのような考えにも賛否があり、同じくどのような案にもメリット/デメリットがあると思います。

しかし、前述の発言を聞く限り、そうした主義主張以前に、要は最低限必要な基礎知識すらない状態で発言していた、といわれても仕方がないと思います。

これでは、あまりに無責任と私は感じます。

いかなる政策にも賛否はありますが、最低限「一定の知識に基づいた共通の土俵」で議論しなければ、より良い解決策が見いだせるはずがありません。

政治の世界に身を置いているものとして、非常に残念な想いを持ちました。

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