地方議員年金A(1/29)

まず、地方議員年金制度の経緯ですが、昭和36年に地方議員の互助年金制度として創設され、翌37年に地方公務員共済組合法が制定された際に、同法に移行されています。

つまり、地方議員年金は、強制加入の公的年金制度であり、変更には法改正が必要ということです(昨日、「お願いだから廃止してほしい」と記したのは、こうした理由からです)。

また、現在の掛金ですが、月額報酬に対しては16%、期末手当に対しては7.5%が年金掛金となっています。

厚生年金においては、報酬に対する負担割合が5.75%程度ですので、負担の大きさがわかろうかと思います。

ちなみに、数年前に話題となった通り、上記掛金の他に、国民年金の掛金負担もあります。

したがって、私の場合、月額報酬は599,000円ですが、議員年金掛金が96,000円(基準となる標準報酬月額は600,000円で計算されます)、国民年金掛金が14,660円*2人で29,320円、あわせて125,320円となります。

月額報酬に占めるその割合は、なんと20.9%!

「負担が重すぎるから、廃止してほしい」という私の意見、納得いただけるでしょうか。

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