自動車の世界標準(1/5)

新年早々、嬉しいニュースがとびこんできました。

自動車の世界標準を決める国連の専門組織「自動車基準調和世界フォーラム」において、ハイブリッド車や電気自動車の安全基準を新設するに際し、日本の提案した基準がほぼそのまま世界標準に採用されることが固まった、とのことです。

日本の基準が世界標準となれば、現在発売している日本車は現行仕様で販売できる一方、他国はこの標準に合わせる必要が出てきます。

こうした「標準化競争」でしばしば”出遅れる”ことが多い日本としては、国際競争力を高めるうえでも非常に価値ある結果だと思います。

ちなみに、一方で、タイヤの空気圧を常時監視するセンサーをすべての車に搭載することも、欧州の主導で固まったようです。

空気圧を一定にして燃費を向上し、温暖化ガスの排出量を減らすため、とのことですが、日本車は欧州車に比べてセンサーの搭載が遅れており、今後対応を迫られる、とのことです。

さすがは欧州、ですね。

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