福島視察C(7/30)

会津若松市議会での視察は、議会事務局長による会津若松市の紹介にはじまり、2名の議員による説明、その後私達の質問に対して4名の議員の方がお答えいただく、という形で進みました。

会津若松市議会の議会基本条例制定(昨年夏)後の議会運営の特徴としては、

@「政策形成サイクル」という考え方で議会運営を一新
A活発に市民との意見交換会を行っている
B政策討論会を通じて、議員間討議を行っている
C議長立候補制の実施
D議員から行政への依頼等に対する記録を徹底

といったことが挙げられると思います。

こうした取り組みを通じて、

「多様な市民の多様な意見を多様に代表できる、という合議機関としての特性(会津若松市議会基本条例の前文から抜粋)」

を最大限に生かしていこうとしています。

非常にドラスティックな改革ですが、

「いままで”○○党からの意見”というだけであまり相手にされなかったのが、たとえ最終的な結論が同じでも皆でしっかり意見を交わしてくれるようになったのが嬉しい」

「議員それぞれが議会の一員であることを自覚して、各自の得意を活かしていく状況をつくることができれば、”議会”の存在意義が高まる」

「まずやってみて、うまくいかなければ改めて変えていけばいい」

という会津若松市議の方達の見解には、実際に議会基本条例の制定を通して議会を変えてきた重みを感じました。

(写真は、今回の視察にあたり、事前に先方自治体にお送りした「事前質問事項」表の冒頭部です。会津若松市議会には、6項目14点にわたって事前質問をお送りしました。インターネットにより、事前に各種資料を先方自治体のHPから読むことができるようになり、便利ですね。)

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