委員会視察B(10/31)

初日の視察先である名護市での残りの視察項目は、

A地域SNSの活用と地域情報化の推進について
B省エネ対策が施された市庁舎について

です。

【地域SNSの活用と地域情報化の推進について】

いわゆる「双方向での情報発信・情報交換」を行うことができるSNSを行政サービス向上の手段として活用する自治体は、最近とみに増えてきています。

名護市では、どちらかというと「観光情報の発信」を目的に、地域SNSを活用していました。

当区のような都市部においては、ITの特徴である「時間・空間の制約を超える」という点に着目して、新たな住民自治の手段として取り組んでいくことが必要だと私は考えています。

ただ、運営主体が行政となってしまうと、どのような情報を発信・掲載するかに色々な制約が発生するため(例えば、「おいしいお店ランキング」等の”雑学だけれど興味を引く”話題は、行政が運営するHPではさすがに掲載できません)、あくまで運営主体は民間とすることが肝要だと思います。

名護市でも、運営自体は公益法人が行っていました。

【省エネ対策が施された市庁舎について】

今回の写真が、名護市役所です。この写真を見て、市役所だと思う人はほとんどいないと思います。

もともとは、「冷房を使わずに夏を過ごすことができるよう、”風の道”を設計に取り入れた建物」です。

しかしながら、パソコンの利用が仕事を行ううえで必須になってきて、窓から入る埃への対策(PC等情報機器の大敵です)から、現在では窓を閉めて冷房を使用するようになってしまったようです。

また、警備上の問題は建設当初からいわれていたようです。

いろいろと問題となる点もあることがよくわかりましたが、今後「建物自体の環境対応設計」を考えるにあたっては、この先駆的な取り組みは十分参考にする価値があると思います。

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