どこにしようかな。(10/20)

杉並区では、小学校・中学校とも「学校希望制度」を導入しています。

簡単にいえば、

「住所に基づく指定校だけでなく、その隣接校も希望すれば入学できる」

という制度です。

隣接校を希望する場合の締切は、今月3日(金)でした(指定校へ入学を希望する場合は、何も手続きをする必要はありません)。

この制度は平成14年度から実施されており、賛否両論ありますが、私は賛成です。

というよりも、なぜどの学校に行くかを自分(子供と保護者)で決めてはいけないのか、役所(教育委員会)が勝手に決めるのが正しいのか、その理由が私にはわかりません。

学校としても、「選ばれるための努力」をするでしょうし、また学校を取り巻く地域にとっても同様です。

学校希望制度に反対する人のなかには、「地域の子供が他の学校に行ってしまい、地域の絆が壊れてしまう」というようなことを言われる方もいますが、そもそも子供を犠牲にして(行きたくない学校に行かせて)地域を守るというのは、本末転倒ではないでしょうか。

学校とはそもそも子供のためにあるのですから。

この問題に限らず、個別の施策に色々な意見があるのは、健全な民主主義が根付いている証拠でもあり、良いことだと思います。

ただ、常に「そもそもの目的」を意識して考えていくようにしたいと思います。

*都合により、明日・明後日の更新は行いませんので、ご了承ください。

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