昨日のお約束通り、「区役所本庁舎土日開庁」への反対理由に対して、私なりの見解を今日は記したいと思います。
<反対理由その@>
「平日、仕事を休んで区役所に来れない人のために開庁するというが、平日でも休めるような社会をつくるべき」
いわんとすることはわかりますし、そうした社会を目指すことに異論はありません。
しかし、ビジネスに携わっている人には言うまでもないと思いますが、「いつでも休める(いつでも代わりがいる)=その仕事は必ずしも自分がする必要はない=付加価値が低い」ということです。
また、「本当にかけがえのない存在であれば、自分の都合に相手があわせる」とも言えますが、そんなことをしていては”信用”を失います。
結局、「平日でも休める」ことと、「休みたい時に休める」こととは必ずしもイコールではありません(生老病死に関わることであれば別です)。
ということで、土日開庁に反対する理由として納得はできないですね。
<反対理由そのA>
「人員(職員定数)を増やさずに土日開庁したら、職員の負担が重くなる」
一見、その通りに思えそうです。
ただ、以下の3点(特に3番目)を考える必要があると思います。
(1)現在の人員が、既に必要最小限の状態なのか(⇔毎日の業務は、より少ない人員でまわすことはできないのか)
(2)繁忙期にあわせて人員を配置していることはないか(⇔通常はより少ない人員で業務を行い、繁忙期に他の部署から応援が来るような体制になっているか)
(3)そもそも住所異動や証明発行業務は年間対応件数がほぼ決まっており、週5日→週7日に開庁日数が増えれば、その分1日あたりの件数は減り、人員も削減できるのではないか(区民相談に関しては、このことは当てはまらないと思います)
また、この反対理由も「土日開庁反対」とイコールではありません。
なぜなら、「土日開庁する代わりに、例えば月曜と火曜を閉庁」とする方法もあるからです。
ということで、長くなってきましたので、続きはさらに来週に。
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